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おのざきについて
「美味しい」と「誇り」を届ける
ふくしまの魚屋です。
ふくしまの潮目の海で水揚げされる「常磐もの※1」は、
地域を代表する豊かで美しい街の個性のひとつです。
創業100年、長い歴史の中で積み重ねてきた我々の経験、知識、技術を介して、
この「常磐もの」を、ふくしまで暮らす全ての人の「誇り」へと昇華させ、全国の食卓へ届けます。
私たちは、ただの魚屋ではありません。
福島県最大級の老舗鮮魚店、おのざき。
高齢化?古臭い?斜陽産業?復興が遅れてる?
全てひっくり返したい。
魚を通じて地域の方々にワクワクを提供する「町おこし魚屋」へと舵を切ります。
今こそ魚屋の再定義。
※1 http://joban-mono.jp/about
3つの軸
- 01
- 歴史「時代は流れ令和へ。」
「おのざき」は、小野崎ウメによって1923年に創業されました。当時は注文が入れば、おかもちを握りしめ、小型バイクに乗って街を駆け回りました。
2代目を継承した小野崎英雄は、1973年にお店を「有限会社小野崎商店」として法人化。いわきで魚といえば「おのざき」と認知されるようになりました。
3代目小野崎幸雄は、東日本大震災の苦境を乗り越えるため、「厚揚げソフトかまぼこ」を引っ提げ、積極的に首都圏の物産展やイベントに足を運びました。しかし、福島県の水揚量は依然として震災前の約20%にとどまり、厳しい状況は続きます。
そのような中、2020年に4代目にあたる小野崎雄一が東京よりUターン。コロナ禍でさらに厳しい環境に置かれるも、4代目小野崎雄一は新商品「金曜日の煮凝り」をリリースするなど、前向きに新しい取り組みに挑戦しています。
- 02
- 想い福島という土台を逆にチャンスへ。
町の数と比例して地域活性化の文脈も多種多様に存在します。
中でも福島における地域活性化には、極めて特別な文脈があります。1000年に1度といわれる東日本大震災に見舞われ、福島の水産業は壊滅的な傷を負いました。世界三大復興ともいわれる福島復興の中において、水産業のど真ん中にいる我々おのざきの社会的使命は大きいのです。
福島県沖では自由な漁が制限される試験操業を約10年強いられてきました。それにより、福島県沖の水産物の水揚量は著しく減少し、たくさんの水産事業者が甚大な影響を受けました。一方で、10年続いた漁の制限によって、福島の海では豊かな資源が回復されつつあります。
そして2021年、ついに福島県沖での自由な漁が解禁され、希望の光が見えてきました。ゼロどころかマイナスの状況から福島の水産業は立ち上がります。
- 03
- チャレンジ「次の100年へ。」
2023年、おのざきは創業100周年を迎えました。重厚な伝統を重んじつつも時代の変化に合わせた新しい考え方を取り入れることが次の100年に向けて必要です。
現在、4代目小野崎雄一を中心にさまざまな取り組みを行っており、特に注力しているのは新商品開発。おのざきでは、平均で月250トンもの魚のアラが発生し、それらを処分してきました。しかし、魚のアラには栄養価がたくさん詰まっており、まだまだおいしく食べることができます。福島の水産業は、一旦は海の環境を深く傷つけられたからこそ、資源を大切にしながら持続可能な循環型の水産業の在り方を示すことが我々の使命です。
魚のアラを活用した商品開発をはじめ、魚を通じた新しい食体験の提案、街づくりに挑戦していきます。